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はてなブックマーク - 日本にやってくるプロブレム作家たち(1)問題篇
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日本にやってくるプロブレム作家たち(1)問題篇WCCC2012Kobe

ミシェル・カイヨー (Michel Caillaud)

 

Michel Caillaud
1957年生まれ(現在54歳)、フランスのプロブレム作家・解答者。36歳でプロブレム創作の最年少GMになるという記録を樹立。おそらくは現役で世界最高のプロブレム作家と呼んでも過言ではない。スタディ以外のあらゆるジャンルをこなす万能作家だが、特に有名なのはProof Gameを中心とした「レトロ」の分野である。

 

 

 

 

 

 

 

 

(©Vito Rallo)

 

ここでは、レトロ、ヘルプメイト、セルフメイトのジャンルからそれぞれ1局ずつ、比較的軽いものを紹介する。まず一度、自分で取り組んでみてほしい。

Caillaud Retro

 

 

 

問題設定は、g2にいた白のポーンがどういう軌跡をたどったかを問うもの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロジックはシンプルでエレガントである。

 

 

 

 

 

 

 

 

問題設定は、2手でヘルプメイト、解は3つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、解が3つあるということから、あなたは何を想像しますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

問題設定は、7手でセルフメイト。セルフメイトとは、白から指しはじめ、白のキングがチェックメイトになるような手順を求めるもの。ただし、黒は抵抗する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「S#7」に付いている星印は、黒から指しはじめる、いわゆる「セット・プレイ」(set play)もおまけに付いていることを意味する。この場合だと、もし黒の手番なら、1…exf2≠でいきなりチェックメイト(黒にはこの手しか指せる手がないことに注意)。だったら、白番で初手に白が手待ちしてやれば、今の順で1手でセルフメイトできるんじゃないか……と思いませんか。実は、それがうまく行かない。たとえば1.Ba5?なら1…Kc5!と逃げ道ができてしまう。いちばん良さそうな1.Rd2?でも、1…exf2+のときに2.Rxf2と取り返す手ができてしまい、失敗する。

さあそれでは、どんな手段が残っているのか?

(若島正)

 

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